お客様の考える大海軒の魅力: 004
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私は約20年前大海軒に出会いました。
それは息子の受験のためこの毛呂駅に来た時です。
当時は今のお店の隣で営業されてました。
受験が終わるのを待ってる間この町の観光をしました。
出雲伊波比神社、柳橋のお地蔵さま、等々まわり、帰り際駅前を歩いているとこのお店の中から煮干しのとても良い匂いが。
既に2時近くでしたがお客さんがひっきりなしに出入りしてました。
堪らず入り、カウンターに座りました。
待っているとおかみさんがどうぞ、と週刊誌を手渡してくれました。
待っているその時間本当に堪らないラーメンの匂いがしてたのを思い出します。
頂いたのはチャーシューワンタン麺でした。
今でもその時の一口目の感動は忘れません。
今まで食べていたラーメンは何だったのか、と思える程の感動でした。
スープ、麺、チャーシュー、ワンタン、そして僅かに入っている柚子の香り。
それ以来このお店の事が忘れられず、年に二回来ています。(350キロ遠方の為近くに泊まり二日食べて帰ります。)
帰ってから自分の県にも同じ様なラーメンはないか、とあらゆるラーメン店に行きましたが有りませんでした。
この4年間は大病を患い数回の手術、放射線治療をしてきましたが、体調の良い合間をみて食べに来てました。
昨年暮れは体かもつかどうか、と言われた大手術が予定されていたので、最後になるかも、との想いで手術前に食べに来ました。
生きていたら又来よう、と自分に言い聞かせ手術を受けました。
退院は出来たものの一人では歩けなくなり、このままか、と諦めそうになりましたが何とかもう一度大海軒のラーメンを食べに行こう、と決意し約半年リハビリを真剣に頑張りました。
今では何とか歩けるようになり、今年も近々食べに行こう、と思っております。
食べ物の力は大きいね、と家族からは笑われております。